スポーツの日である10月10日(月)東京体育館に於いて、公財東京都文化事業団主催による、「スポーツフェスタ2022in東京」が開催された。卓球大会や卓球教室に合わせてアダプテッドスポーツの体験コーナーが設けられ卓球バレーにもお声が掛かり、「東京北卓球バレー愛好会」の方々と共に、日本卓球バレー連盟東ブロック長と普及員2名が卓球バレー体験会と広報活動の推進にあたった。会場は、東京体育館のメインフロアの四分の一程度が卓球と卓球バレーの体験用コーナーとして設けられ、卓球バレーは2台が設定されていた。
開始時間午前十時から午後五時までの長時間のフェステバルであった。開会まもなく小学生や幼児を伴って卓球体験コーナー受付に長打の列ができた。早速卓球バレー体験の呼び込みを実施、早速、親子連れが卓球台一台を満たしてくれた。初めての体験であろうことを念頭に置いて、ゴロ卓球の打ち合う醍醐味を体験して頂いた。自然と体験者からラケットの持ち方やルールはどうなっているのかなどの質問が飛んできた。小学生は低学年から5,6年生の高学年に及び、お母さんやお父さんと共にルールについて語り合いながらボールの打ち合いを楽しんでいた。椅子に座り卓球台を目前にしてボールを転がし打ち合うスキルは、大人も子供たちにも難しいことではなくすぐに対応できた。打ち始め子供たちは強打をして打球が狙い通りに行かなくても,ボールがネットをくぐり相手を打ち抜くことに興味を持ち乱暴な打球になってしまう。このスポーツに興味を持ったところで改めてボールの打ち方やラケットの握り方、手首や肘の動かし方など話しつつルールを交えてゲームを体験してもらう。スタンデングやホールデング、ドリブルなど極端な反則行為は指導を交えて学習しながらの進めとなった。マナー的に卓球台はラケットで叩かないこと、自分の正面に来たボールを打ち合うこと,ボールを自分の近くに引きつけて打ち合うことなども子供たちにはしっかりと教え込むことが必要だ、素直な子供たちはすぐに意をくみ取り、反応し調整することができた。基本的なスキルとルールを理解したところで親子一緒に初対面の方々とのゲームが展開された。子供たちは戦いに熱がこもり歓喜があがった。午後の時間になっても体験者の親子連れは続き、卓球バレーに興味、関心を寄せている人たちが多いことを感じた。南スーダンから来日されていた外国の男女十数名の方々も初めての体験をされゲームを楽しみ、楽しい思い出ができましたと通訳の方より報告をいただきました。東京ならではの体験会が展開されました。
「東京北卓球バレー愛好会」の方々により体験会の機会を設けることができたことで、また卓球バレーの輪が広がり、体験者215名という大勢の方々に紹介できたことは今後の普及にも繋がるものと期待が膨らみます。
2022/10/16
東ブロック幹事・副普及委員長 泉 善雄