10月14日、沖縄県浦添市において公益財団法人 日本パラスポーツ協会 令和6年度地域におけるパラスポーツ振興事業 委託事業として卓球バレー指導者養成講習会・体験教室が開催されました。
 指導者として参加した宮本さん、今任さんが感想を寄せてくださいましたので掲載します。

 人数は少なかったのですが、皆さんが真剣に講習を聞いていただき、実技もほどほどに行ってもらいました。
 帰り際には沖縄に卓球バレー協会を作ってほしい、大会を開いてほしいなど要望も出ていました。これからが楽しみです。参加者は少なかったが、楽しく・激しく・笑いの多い体験会となった。視覚障害の3名の方はサウンドテーブルテニス(STT)をされている方で、音のみで素早く返球されて驚いた。STTは正面での競技なので横のブロッカーの位置については横方向の返球になり、苦労されていたが、だんだんと慣れていくにつれ激しいラリーが見られた。午前中講習を受けられた聴覚障害の審判員もルールがわかれば問題なく審判ができるとの自信を持たれ皆さんからまた参加したいとの言葉を頂いた。

鳥取県卓球バレー協会  宮本 聖史

 養成講習会では受講者に初めて卓球バレーを体験される方がおられたので体験も踏まえ、講習を行っています。そのためかいろいろ疑問に思われ質問が出ています。2名ほど聴覚障がいの方がいらっしゃいました。今回は、手話通訳士がいたので講義の運びが良かったと思います。聴覚障がいの方は、「これから先の資格を取るにはどうすればいいのか。」「また来てもらえるのか」「協会を作ってほしい」など大変意欲的でした。「協会をつくりたい」「これから作っていこう」などと話されていました。嬉しい声でした。

 体験教室では皆さんが集まるまで時間があったので3人の視覚障がいの方にSTT(サンドテーブルテニス)について話していただき、卓球バレーについて話をしています。今までひとりでしていたスポーツ(STT)が他者と一緒にするスポーツ(卓球バレー)を体験する。この違いにかなり戸惑われていました。
 ひとりでされていたものが他の人が隣にいることでラケットが当たる不安があり落ち込まれているようでした。仲間から「思いっきり打って大丈夫よ」と声の声掛けがあり、徐々に自分を取り戻されています。その後、ゲームはエキサイトしています。この様子を外から見ていて参加したいとの希望がありました。(見学に来られたとのこと。療育手帳を見せてくださいました)参加して「楽しい」「これはいつあるのですか」など聞かれています。
 終わった後の表情は、みなさんとても楽しそうでした。

宮崎県卓球バレー協会  今任 貴子

参加された皆さま
会場の準備や事業周知、当日のお手伝い等、ご協力いただきました沖縄県障がい者スポーツ協会の皆さま
ありがとうございました。
沖縄県で卓球バレーの輪が広がると嬉しいです!